泉橋酒造の「春」

毎年恒例の田植え会 @海老名市・泉橋酒造
毎年恒例の田植え会 @海老名市・泉橋酒造

泉橋酒造の「春」号では、種もみの温湯消毒 → 播種 → 育苗 → 田植えの様子を。

そして、その間に行われる田んぼの準備を紹介します!



【目次】

 

1.田んぼに春が来た ~荒起こし~

2.温湯消毒/播種/育苗

3.イベント「田植え会」

4.代かき・田植え@大島

5.梅雨明け

 

※このまま下に進んでいただくと「1」からスタートします。




1.田んぼに春が来た ~荒起こし~(4月~5月頃)

田んぼのスタートと言えば、何といっても「田植え」を思い浮かべます。が、田植えをする前に稲の苗を作ったり、その苗を受け入れる田んぼの準備をしなければなりません。

 

まずは畔作りと荒起こしから。荒起こしではトラクターで稲わらを土にすき込みながら、よく土を耕していきます。泉橋酒造では一部の田んぼで「冬期湛水(=冬の間にも水を張っておくことで、微生物の働きを助けて土を肥やす、雑草を抑える、多様な生き物が生息しやすくなる等の効果がある)」をしているため、一回水を抜いてから荒起こしをしていきます。

 

泉橋酒造では荒起こしを2~3回実施してから、元肥を施しているそうです。

荒起こし前の田んぼ。この後、昨年刈り取られた稲わらが土にすき込まれて養分となっていく。
荒起こし前の田んぼ。この後、昨年刈り取られた稲わらが土にすき込まれて養分となっていく。
荒起こし作業中。ポイントは深さ。「掘っていく深さをどのくらいにするかで、根の張れる深さも決まってくる。浅すぎると根が張れない。でも田んぼによっては深く掘りすぎると水がダダ洩れになってしまう所もある。そのギリギリの所を攻めていきます」と犬塚さん。田んぼごとの特徴をつかんでおくことが重要だ。
荒起こし作業中。ポイントは深さ。「掘っていく深さをどのくらいにするかで、根の張れる深さも決まってくる。浅すぎると根が張れない。でも田んぼによっては深く掘りすぎると水がダダ洩れになってしまう所もある。そのギリギリの所を攻めていきます」と犬塚さん。田んぼごとの特徴をつかんでおくことが重要だ。(※この写真は泉橋酒造様よりご提供いただきました。)