雄町の定点観測(泉橋酒造の自社田@海老名)

酒蔵の隣に広がる圃場のうち、最も蔵に近い所にあるのが、農薬を使用せずに栽培している「雄町」。この一年でこの田んぼがどのような変化を見せてくれるのか、見守っていきたいと思います。

 

(下から上に進んでいきます)


H31.3.17

昨年4月より定点観測してきた泉橋酒造が栽培する雄町の田んぼ。今回で最終回です。季節ごとに変化を見せるこの光景が、時代が変わっても脈々と繰り返されていくことを祈ります。
昨年4月より定点観測してきた泉橋酒造が栽培する雄町の田んぼ。今回で最終回です。季節ごとに変化を見せるこの光景が、時代が変わっても脈々と繰り返されていくことを祈ります。

H31.2.27

ひと月ぶりに訪問すると、水が抜かれていた。ぬかるんだ土では、小さく様々な命がぴょこぴょこ跳ねている!
ひと月ぶりに訪問すると、水が抜かれていた。ぬかるんだ土では、小さく様々な命がぴょこぴょこ跳ねている!

H31.1.23

日没直後の冬期湛水田。冷たく澄んだ空気、音のないこの景色が「田んぼとは神聖な場所」なのだと思い出させる。
日没直後の冬期湛水田。冷たく澄んだ空気、音のないこの景色が「田んぼとは神聖な場所」なのだと思い出させる。

H30.12.29

冬の田んぼに水が張られる「冬期湛水」。そこに稲があるわけではないのに何となく田んぼが存在感を増す季節。
冬の田んぼに水が張られる「冬期湛水」。そこに稲があるわけではないのに何となく田んぼが存在感を増す季節。

H30.11.03

無事に収穫を終えた田んぼ。少しさみしい・・・けど、澄んだ空気が心地良い。次は冬期湛水!
無事に収穫を終えた田んぼ。少しさみしい・・・けど、澄んだ空気が心地良い。次は冬期湛水!

H30.10.14

今日は泉橋酒造のイベント「稲刈り会」で、約200名の参加者が山田錦を手刈りする。雄町の収穫はもう少し先。9月の大型台風にも耐え、ここまで来た! もう少し!!
今日は泉橋酒造のイベント「稲刈り会」で、約200名の参加者が山田錦を手刈りする。雄町の収穫はもう少し先。9月の大型台風にも耐え、ここまで来た! もう少し!!

H30.9.19

だいぶ穂が垂れてきた雄町。すぐそばには彼岸花(曼珠沙華)。撮影していると、自転車で通りかかった女性が一旦止まって「綺麗ねえ!!」とおっしゃった。地域に愛される田んぼっていい。
だいぶ穂が垂れてきた雄町。すぐそばには彼岸花(曼珠沙華)。撮影していると、自転車で通りかかった女性が一旦止まって「綺麗ねえ!!」とおっしゃった。地域に愛される田んぼっていい。

H30.9.09

出穂した雄町。この時期は数日の違いで田んぼの表情がまったく変わっていて驚く。雲が夏っぽくもあり、同時に秋の様相を見せ始めている。
出穂した雄町。この時期は数日の違いで田んぼの表情がまったく変わっていて驚く。雲が夏っぽくもあり、同時に秋の様相を見せ始めている。

H30.8.25

晴天のある日。緑に輝く雄町の株間を、時折り強い風が吹き抜けていく。「風が吹くと害虫が飛ばされるからいいんだ」とは、さがみ酒米研究会・池上氏の言葉。
晴天のある日。緑に輝く雄町の株間を、時折り強い風が吹き抜けていく。「風が吹くと害虫が飛ばされるからいいんだ」とは、さがみ酒米研究会・池上氏の言葉。

H30.8.4

「夏」の田んぼ。緑色のカーペットがそのまま隆起したような風景が広がる。飯米なら収穫できそうな高さ(1本測ってみると87センチあった)だが、雄町の本領発揮はこれから。まだまだ伸びる!
「夏」の田んぼ。緑色のカーペットがそのまま隆起したような風景が広がる。飯米なら収穫できそうな高さ(1本測ってみると87センチあった)だが、雄町の本領発揮はこれから。まだまだ伸びる!

H30.7.19

この日の最高気温は33.4℃。今年、海老名の7月平均気温は31日中、22日間で昨年を上回った。まだ稲の間に土が見える状況。
この日の最高気温は33.4℃。今年、海老名の7月平均気温は31日中、22日間で昨年を上回った。まだ稲の間に土が見える状況。

H30.6.30

6月なのにもう梅雨が明けた! 空は一段高くなり、朝からしっかり暑い。そして田んぼは、完全に「緑」のギアに切り替わった。
6月なのにもう梅雨が明けた! 空は一段高くなり、朝からしっかり暑い。そして田んぼは、完全に「緑」のギアに切り替わった。

H30.6.03

田植えが終わり、また新たな生命がこの地に吹き込まれた。五月晴れ、梅雨のシトシト、カエルの大合唱、うだるような暑さ、ゲリラ豪雨、台風の大風、赤とんぼの舞など様々なことがこの雄町に待ち受けている。
田植えが終わり、また新たな生命がこの地に吹き込まれた。五月晴れ、梅雨のシトシト、カエルの大合唱、うだるような暑さ、ゲリラ豪雨、台風の大風、赤とんぼの舞など様々なことがこの雄町に待ち受けている。

H30.5.10

荒起こしを終えた田んぼは、田植えに向けて一段階進んだことを教えてくれる。蔵が位置する海老名市下今泉付近は、「農」と「住」がとても近い関係にある。
荒起こしを終えた田んぼは、田植えに向けて一段階進んだことを教えてくれる。蔵が位置する海老名市下今泉付近は、「農」と「住」がとても近い関係にある。

H30.4.14

4月の田んぼはまだ静か。冬の間に溜められていた水は抜かれ、荒起こし作業をひっそりと待つ。脇に生えた野花だけが、春が来ていることを感じさせるサインだ。
4月の田んぼはまだ静か。冬の間に溜められていた水は抜かれ、荒起こし作業をひっそりと待つ。脇に生えた野花だけが、春が来ていることを感じさせるサインだ。