まずはBrimmer Brewingで醸されるクラフトビールを紹介!

ゴールデンエール

比較的軽めで、後味のキレも良い。とにかくグビグビ飲みたい! という人におすすめ。

 

とはいえ、持ち味であるホップの香りや苦みはしっかり効いている。

 

各ラベルに描かれている樹木はスコットさんの故郷にある松の木とのこと。

ペールエール

カスケードホップによる柑橘系の香りが、飲む直前の“ワクワク感”を誘い、しっかり効いた苦みもGOOD!

 

味わいは深いが、しつこさはまったくないため、飲み飽きしないのが特徴的なビールである。

 

ぬるくなっても旨いのがいいところ。

ポーター

突出した個性を持たせず、バランスを重視した造りのポーターは、いわゆる“黒”ビール。

 

「黒ビールが苦手」という人にこそ飲んでほしい逸品だ。見た目からは想像できないほどのまろやかさ。

 

唐揚げ等の肉料理や、スモークチーズにも合わせてみたい。



【ブルワーインタビュー】Brimmer Brewing スコット・ブリマーさん


※記事および写真は2014年10月発行 goo-bit創刊号より転載しました。

一番大切な場所だと思っている

 

――― なぜ川崎の地でクラフトビール醸造を始めたのですか?

 

妻(代表取締役の小黒佳子さん)が川崎出身であることが一番大きな理由かな。家族や友人を含め、地元のサポートを受けられることが本当にありがたい。

 

海外への輸出もしているけど、何があっても変わらないのはやっぱり地元。川崎は、一番大切な場所だと思っている。恩返しするためにもずっと川崎にいたいと考えてるよ。

 

品質を守るため妥協はしない。『明日やるからいいや』ではダメ

 

― ビール造りにおいて大切にしていることは。

 

品質を守るためには楽な道を選ばない、ということ。例えば掃除にしても、工場内には機械がたくさんあるから時間がかかるよね。でも、そこでズルをすればすぐ品質に跳ね返る。

 

「明日やるからいいや」ではダメ! 良いビールを造るには、妥協をしないことが一番大切だと思ってる。

 

 

生き残れるのは『情熱を持つ人』だけ

 

― クラフトビールのブームが続いていますが、「ブーム後」についてはどのように考えていますか。

 

ブームだからということで参入する人もいるね…まあ私たちが独立して会社を興した理由の一つでもあるんだけど。

 

多分こういったブームは何度も繰り返し来ると思うよ。だからブームのときには成長し、終わったときにはそのレベルをキープする。それを何度も繰り返していくイメージかな。


 最終的に生き残れるのはビールビジネスに対して「情熱を持っている人」だけ。情熱があれば生き残れるし、生き残れるように精進したいね。