秋は米作りと酒造りが交錯する季節。10月10日、今期初の酛すりの様子を取材しました。
酵母菌を培養するための酛(=酒母)造りの工程で、「生酛(きもと)」と呼ばれる手法を製造量の約半分において使用する泉橋酒造。そこにかかる時間は一般的な速醸系の酛造りの約2倍で、1ヶ月程だとか。
山状に盛られたお米がすられる以外に音は無く、室温は5℃。それは蔵人にとっては日常の始まりかもしれませんが、非常に厳かで、簡単に足を踏み入れてはならない空間だと感じました。
そして最後に道具の洗浄作業を拝見し、酒造りのかなりの部分が清掃・洗浄であることを教わりました。